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違法行為、最悪破産も!管理医療機器を無許可販売した際のペナルティを解説します

せどりでは、管理医療機器は扱わないようにしましょう。

許可なく販売してしまうと、 医薬品医療機器等法という法律に違反したことになるので絶対に売ってはいけません。

うっかり販売するとアカウント停止のリスクもあります。

それだけではなく、場合によっては自己破産する可能性さえありますよ。

  • この記事の内容

管理医用機器を売ってはいけない理由を知りたい

売った時のペナルティを知りたい

このような内容をお伝えします。

  • この記事の信頼性

管理医療機器とは

管理医療機器とは聞きなれない言葉かもしれませんが、「血圧計」や「体温計」など一部の医療器のことです。

これらは、販売資格のない人が勝手に販売することが法律で禁止されています。

当然、Amazonでの販売もNGなので規約でも注意喚起が設けられています。

Amazonの規約

気を付けなくてはいけないのは、規約に書かれてはいるけれど、出品はできてしまうという点です。

そのため、無許可のまま知らずに販売してしまったり、規約を無視して販売する人も少なからず…というのが現実です。

Amazonで管理医療機器を販売していると、上の規約のとおり販売資格があるかどうかの資料提出を求められることがあります。

すべての販売者に来るわけではなく、来ない場合もあります。

ま、メールが来たら取り下げれば大丈夫!

という考えで販売してしまうのはくれぐれもやめましょう。

Amazonのアカウントが停止するリスクもありますが、それ以上に法律違反ですので、行政から処分を受ける場合があります。

知らなかったでは済まされない監視体制

そもそも管理医療機器の販売については、各都道府県ごとにホームページ上でも順守を呼びかけています。

東京都福祉保健局のホームページ

大阪府ホームページ

これらを守っているかどうかを、各自治体の保健所でチェックしている場合があります。

もしこのチェックに引っかかってしまうと、販売サイトに掲載している事務所(自宅)に職員が訪ねてきます。

「おたく、ネットで管理医療機器売ってるみたいだけどちゃんと許可とってんの?」

ということになります。

指摘される内容は以下の通りです。

販売中の管理医療機器をすべて報告すること

これまでに無許可で販売した管理医療機器をリストにして提出すること

なぜ無許可で販売したのか、県知事宛に報告書で釈明すること

すでに販売してしまった商品について、すべて回収し、結果を報告すること

調査対象期間は、開業以来すべての期間です。

どれも相当厳しい対応を迫られます。

中でも、とくに死活問題になりかねないのが回収作業です。

もし相当な数を販売してしまっていた場合は、回収費用だけで巨額の損失が発生します。

損失を現金で穴埋めできるならいいですが、クレジットカードで仕入れをしているような状況だと自己破産する可能性が高いでしょう。

問題が解決するまでは保健所の担当が付きっ切りで指導に当たりますので、ごまかしや言い逃れは一切できません。

知らなかったでは許してもらえませんので、無許可での販売は絶対にやめましょう。

じゃあヤフオクでコッソリ売るか…

という考えもアウトです。

Amazonだけでなく、ヤフオク!でもメルカリでもダメですし、他のECサイトで販売してもいけません。

実際、上記の内容はECサイトに管理医療機器のカタログを記載してしまっていたために僕が指導を受けた体験談になります。

管理医療機器の判別方法

管理医療機器は区分が複雑で、対象商品もかなり多岐にわたります。

一部を表にしてみました。

分類名具体例
一般医療機器メス・ピンセット・はさみ・ガーゼ・脱脂綿、ギプス、家庭用救急絆創膏、注射針、血圧計、聴診器、X線フィルム 等
管理医療機器電子体温計、家庭用電気治療器(マッサージ器)、補聴器手術用手袋、MR装置、電子内視鏡、消化器用カテーテル、超音波診断装置 等
特定保守管理医療機器X線診断装置、CT装置、MR装置、内視鏡関連装置、超音波画像診断装置、脳波計、滅菌器 等
高度管理医療機器コンタクトレンズ(カラーコンタクトレンズ)、人工骨、人工角膜、バルーンカテーテル、透析器 ペースメーカー、人工心臓弁、人工呼吸器、ステント 等

パッと見、わかるような、わからないような…ですよね。

なんとなく医療関係の商品はヤバイ。

ざっくり、そんな認識でとりあえずいいかなと思います。

医療関連の商品は、すべて疑ってみて商品ごとに確認するほうが漏れがなく、結果的にうっかりも防げます。

管理医療機器かどうかの見分け方ですが、簡単です。

商品の箱書きに必ず記載があります。

写真のように「管理医療機器」「療機器認証番号」などの記載があるものは仕入れ対象から外しましょう。

電脳せどりで現物を確認できないときは、メーカーの公式サイトで仕様を確認できます。

もしくはショップに問い合わせをしてみるとよいでしょう。

「管理医療機器ですか?」

「医療機器認証番号はわかりますか?」

などと質問すれば回答がもらえます。

返信をしてくれないショップからは、購入しないほうが無難です。

避けたほうが良いのは、Amazonの商品ページで確認や判断をすることです。

Amazonの商品ページには「管理医療機器」の記載があることもあれば、ないこともあります。

Amazonに記載がないから大丈夫、という判断は間違いですので注意してください。

うっかり仕入れてしまったものは処分するしかありません。

処分の方法として、真っ先にリサイクルショップが思い浮かぶかもしれまんね。

ただ残念ながら管理医療機器に関しては、買取をしてくれるショップもあれば、してくれないところもあります。

そうなると廃棄処分するしかないので、くれぐれも仕入れないように注意しましょう。

まとめ

  • 管理医療機器の無許可販売は法律違反になる。
  • 保健所のチェックに引っかかった場合、職員が現地調査に来る。
  • 無許可で販売した商品はすべて回収しなければいけない。金額次第では破産も。
  • 見分けるには現物の表示確認が確実。もしくはメーカーサイトで確認を。
  • この記事を書いた人

SIN

派遣社員で働きながらせどりスタート。お金は自力で稼げるものだとわかって独立。個人事業主8期を経て現在も事業拡大中。店舗・電脳・無在庫オールマイティプレイヤー。 詳しいプロフィールはこちら

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